白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

食料ストック

障害と貧困の当事者研究

8月には4日間の無一文を経験した私だが、食糧ストックさえあれば何とかなるということが分かった。しかし、今現在、食糧ストックが少ない。

・米 約3kg
・ふりかけ 約6食分
カップ麺 1個

一時は100個あったカップ麺はすべて食べた。缶詰もすべて消費した。カップ麺と水出し麦茶を補給する必要がある。

相変わらず、酒とタバコは続いている。食事より優先している節がある。過激だ。

最近はカップ麺が喉を通らない。歯の無い私には硬い麺は無理なのだ。嚥下力も落ちている気がする。それとも、食べ飽きたのか。

とにかく、食糧ストックを充実させる必要がある。貧困は約束されている。

地域活動支援センター

私が今の地活(地域活動支援センター)に行き出してから、1年が過ぎた。優秀な2名の女性スタッフ。片方は施設長だ。私には、この居場所がある。というか、ここしか無い。徒歩30分、頑張って歩く。行けば何かがある。話相手がいる。とにかく、私は人との交流に飢えているのだ。
昨日は白玉を作って食べた。今日は連句会だった。毎日プログラムがあり自由に参加できる。月曜日は8月生まれの人の誕生日会だ。300円でご飯とケーキが食べられる。毎日閉所前にはコーヒーとお菓子が出る。これは無料だ。素敵な場所なのである。
地活で知り合った障害者達。何人かは家に遊びに来ている。いろいろな人がいる。いろろな人生がある。競争とは無縁な世界。それが精神障害者世界ではないのか。
それにしても、どうして地域活動支援センターという名前なのだろう。きっと、地域・活動支援センターなのだろう。日本には有り難い制度があるものだ。
精神障害者世界を作って良いのか、一般世界と融合するべきではないのか、という意見もあるだろう。しかし、あまりにも違い過ぎるのだ。なにもかも、がだ。
こういう所に慣れると、一般世界に出られなくなる。障害者であることへの甘えが当然のこととして許される場所。居心地は良い。ただ、どこかで、これで良いのかという疑問もある。オアシス。それは幻ではない。

無一文の世界

日曜日
財布の中には、13円しかない
無一文だ
また、無一文だ
お金が入るのは週1回水曜日
家にあるのは
カップ麺、米、ふりかけ、卵
こんな貧乏は初めてだ
そして、こんな日が続くのだ
酒とタバコをやめられないのだ
酒とタバコを減らせないのだ
0円生活
この苦しみは自業自得だ
頭が腐っているのだ
週8千円の半分以上が酒とタバコ
狂っている
分かっている
変われ、変われ、自分
無一文の世界とは
おさらばしよう

詩を書く時間

静かな夜

爽やかな朝

落ち着けるカフェ

いずれにしても、詩を書くには時間がいる

そして、その時間こそが詩の内容そのものなのだ

詩において重要なのは透明度だ

透明感がなければ詩としていかがなものか

詩を書く上で重要なのは、詩を書く時間を作ることだ

静寂へと落ちて行く時間

本質が見え透いてくる時間

気分の安定

もちろん、怒りも、悲しみも、喜びもあるだろう

それらの感情も動くことをやめ

観察の対象になる

これは、詩を書くことをさぼっていた詩人の反省だ

書きたいときにはいくらでも書ける

しかし、それでは続かない

最低でも週1回は、詩を書こう

それには時間を決めることだ

毎週、日曜日

愚者の祈りを続けよう

詩そのものは作品だが

詩の醍醐味は詩を書いている時間にある

私は再び詩人になる