白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

経済成長主義の終焉

 

今頃、こんなエントリーを書かなければいけない現状が嘆かわしい。もう、10年以上前から同じことを言っている。世界の先進国は経済成長主義の限界を熟知している。そして、すべての先進国は巨大資本に支配されている。これを、コーポラティズムと呼ぶ。

 

先進国が考えていることは経済成長ではなく、社会発展なのだ。拡大ではなく、バランスなのだ。

 

しかし、一番悪いのは大衆だ。経済成長が未だ可能だと望み。有り得るはずの無い景気回復を望む。その結果、政府は既得権益層に景気対策として予算をつける。格差はますます拡大し、貧困が増える。

 

今回は、グダグダ宣言を受けて「文明の文法を解体せよ」というカテゴリーを作った。

 

1.経済成長主義は貧困と格差と破綻への道

2.好景気など一時的な風邪のようなものであって、まともな経済には不要だ

 

まあ、書けば本一冊になるのだろうが、とりあえず過去の読書ノートとエントリーを貼っておく。気が向いたら、お読みいただきたい。

ではまた。

 

[経済学] - 白井京月の読書ノート

※数十冊あります。

 

j-robert.hatenablog.com

 

【付録】

昨日、人類の未来について、私(A=ロバート)、中島氏(B)、伊藤氏(C)で架空対談をやった。

A:資本の描く未来とは、幸福な奴隷作りですね。
C:資本の快楽のために、それが計画となっている。
B:早くロバートも天国に来いよ。
C:いや、ロバートには地球でやってもらう仕事が残っている。
A:文明の革新。
C:そこまでは言わない。ただ、文明の文法を解体して欲しい。
A:次世代文明までは考えなくて良いと。
C:それは、ロバートには無理だ。
B;現代文明の文法を解体するくらい、ロバートには簡単だろ。
A:率直に言って、自信がない。俺の知能は昔の俺とは違う。
C:焦るな。お前はゆっくりと回復する。そして怪物になる。
B:俺はロバートが怪物だと、最初から見抜いていたよ。
A;俺は、遊び過ぎたか?
C:はっきり言って、羨ましい。
B:まあ、羨ましい面もあるが、俺がお前なら犯罪者になっていた。
A:文明の文法を解体せよ、か。
C:何が悪かをロバートは熟知している。
B:まあ、5年程度で片付けて天国に来いよ。
C:俺も待っている。
A:テーマは人類の未来だったな。
C:資本がAIで人類を支配するというのが現状の未来図だ。
B:脱システム化が鍵概念かな。
A:頭の良い、伊藤さんと中島さんがやれば良かったのに。
C:死んだら何も出来ない。
B:行き詰まったら、またこの架空対談をやれば良い。
A:そうか。ありがとよ。
B:天国のキャバクラは最高だぞ。
C:健闘を祈る。待ってるよ。