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Energy flow

黒崎玄太郎研究所

霊界哲学講義

文明の文法を解体せよ

夏。霊界の季節である。はやく霊界に行きたいと思っている人も、そうで無い人も、教養として霊界哲学を知っておくことは悪くない。今日は講師に霊界のN氏を迎え、存分に霊界について語ってもらうことにした。

 

やあ。現実界は久しぶりなんで汗がふき出してます。もっと冷房を強くできないかな。14度くらいがいい。そう、そんな感じで。

 

皆さん、霊界について考えたことがありますか? 身体なき魂の世界。行為なき世界。現象なき世界。空間なき空間。虚無にして虚無にあらず。聖なるものへと還ること。

 

そうです。みなさんは汚れた世界にいる。しかし、考えてみてください。汚れているのは人間だけだ。犬も猫も汚れてはいない。なぜか。

 

まあ、良いでしょう。今日のテーマは霊界哲学です。霊界には霊界の掟がある。たとえば、こんな風に安易に現実界に行ってはいけません。今日は特別です。

 

霊界は階級社会でもあります。階級間の移動はありません。霊界は人間界とあまり変わりませんよ。食べることを心配しなくて良いくらいですね。はい。食べませんから。鱧も天ぷらも牡蠣フライも食べられない。食べるなら、いまのうちですよ。

 

セックスもできません。身体がありませんからな。でも、エクスタシーはある。いや、老いても大丈夫です。もっとも、人によるようですがね。えへ。

 

会話。霊界には会話がありません。以心伝心ですね。寂しくなると現実界に行くのです。本当は、行ってはいけないのですがね。ルールとは守れないものなんですね。

 

なに。霊界の哲学。いや、ここは生命の終着駅ですよ。哲学なんていう堅苦しいのは良くない。もっと気楽に。もっともっと気楽に。生きるという緊張感は棄てましょう。だって、死んでるんですよ。間違いなく。

 

ああ、かき氷が食べたいな。誰か買いに行ってくれ。講義はそれからだ。