白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

「私の革命計画」と、その5年後

mixiの恥ずかしい隠し日記が出て来た。恥ずかしいは趣味なので公開してしまおう。

「私の革命計画」 2011年02月18日

 

え~。まだ働くの。働きすぎだよ。もっと楽しいことしないと年取って死んじゃうよ。死んだら多分だけど遊べないよ。

何がいけないの。こんなに文明が発達したのに、猿より忙しい人間って馬鹿みたいじゃない。

はい。いけないのは「経済制度」です。成長による繁栄という理念そのものがいけないのです。しかし、この理念を捨てると緊張の糸が切れて社会は崩壊します。新しい「経済制度」=「生産様式」が望まれているのですが、政治家もマスメディアも、あまりこういう事には触れません。成長とか雇用とか景気回復とかいう誰でも知っている言葉を並べておけば楽だからです。

そこで私は立ち上がることにしました。理論を示して論争することに何の意味があるでしょうか。一人一人が現在の「経済常識」「社会通念」に反して、ほとんど働かずに快適な生活をするという「模範」を示せば良いのです。

「半ニート」とでも呼びましょうか、雇われることなく、フリーランスとして短時間、好きな仕事だけをやって快適に暮らす。そういう人が「普通の人」と見られる社会。これが私のビジョンです。

世の中そんなに甘くないとか、ふざけるなとか、腐ってるとか、いろいろ言われるかもしれませんが、別に何を言われても構いません。そういう人とは世界が違うんです。相手にする必要もないでしょう。

そうなんです。世界は二極化するんです。組織人と自由人とに。全員が一気に自由人になることは出来ません。幸運に恵まれた人だけが自由人になれる。これは仕方のない現実なのです。

幸運と言っても資産や才能ではありません。幸運の鍵は人です。私が組織人から自由人になれたのも、周囲に組織人がほとんどいなくなったからです。要は環境なのですが、環境もまた自分で選ぶ、作るものだと言えるでしょう。

幸運をくださった方々に感謝を込めて、私は好きなことだけをして生きて行きます。毒でもあり、薬でもある発言も続けることでしょう。もちろん、これまでにも増してです。

私は夢も希望も成功も、どうでも良いんです。

そんな事よりも、毎日が刺激的で楽しく快適であれば良い。もっとも、そのためには目的や目標があった方が楽という考え方もありでしょうが。

いよいよ、私の本質であるところの「変人力」が試される時が来ました。

さあ、世界に向けて「ハッタリ」をかまします!!

5年後・・・。

離婚し、家賃の安いマンションに引っ越し、廃業し、自己破産し、障害者となり、障害年金で暮らしている私がいました。甘かったのは私です。世の中は甘くありませんでした。

フリーランスで優雅に生きている人など一握りなのです。その一握りが目立つので、誰もが活躍していると錯覚するのです。

確かに、2011年の7月には大事件がありました。しかし、事件が起きる土壌、条件は整っていたのですね。

今になって出てくるのが、俺に相談しないから、とか、俺の言ったことを聞かないから、などと言い出す人です。たしかに、すべてが独断でした。脳内お花畑状態でしたね。

研究所を立ち上げ、ソーシャルメディアの分野では宣伝会議の取材も受けました。仕事を社会・経済研究一本に絞っていれば良かったのです。それを、占いだ、セラピーだ、コンサルティングだ、文筆だと、タコ足経営にしてしまった。失敗はここから始まったのです。すぐにお金になる仕事が欲しかった。甘いというよりも、いかれてますね。

さあ、これからどうしますか? 文学という熱病も治ってしまったようだし、病気の療養に専念するしかなさそうですね。

まあ、問題提起するならば、なぜ世間は甘くないのか。もっと甘い世の中にしようよ。ということです。まだ言いますか。3回目までの失敗は許容せよというのは定説です。55歳で再就職もないでしょう。雇用は結構です。納豆療法と禁煙で頑張ります。