白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

超富裕層のコスモポリタン都市を作れ

貧困世界の話題が続いたが、一転して富裕層の話だ。

 

夢を見た。ホテルリゾート。ガイドの女性は娼婦も兼ねている。世界各国の美女が集まっている。美男もだ。昔、ある女性に人間は世界各国の人とセックスするべきです、と言われたのを思い出す。それでも人それぞれ好みがある。フランス好き、イタリア好き、アラブ好き、インド好き、タイ好き、マレーシア好き、中国好き、日本好きと書き続けると、どこまで言っても終わらない。宗教で見ても、キリスト教イスラム教、仏教は人気が高い。

 

話がずれてしまった。ホテルリゾートでは、好きな国の女性(男性)を氏名できデートができる。一緒に食事をするだけでも、お茶をするだけでも良い。時間制だ。セックスの相手は別に求めても良い。滞在期間は数ケ月。1年を超える場合もある。国際的富裕層は、いまでも数年で住む国を変えるという習性がある。その場合は家を買うのだが、それは本格的過ぎる。身軽に動くにはホテルが良い。

 

ただ、現実には、こういう文化的選択肢のある都市というのは世界的にも少ない。無いのであれば作れば良い。ホテル群、商業施設、文化施設、宗教施設。特に重要なのがセックスと食事だ。なお、ここでいう超富裕層とは1日200万円程度使う人のことだ。おい、俺、頭いかれたか?

 

いや、絵空事で都市設計するだけでも楽しい。ただ、問題は気候風土だろう。冬好きもいれば、夏好きもいる。海好きもいれば、山好きもいる。気候だけはどうにもならない。お手上げだ。どこかで妥協が必要だ。そうだ、神戸が良い。神戸を独立国家にして、リゾート都市にしよう。大再開発だ。

 

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、上海、東京、モンテカルロ。これらの都市はコスモポリタン都市の要素を持っているが、ごこもが人種と宗教の問題を抱えている。人種や宗教による差別の無い都市。超富裕層は、こういう理想都市を計画してはどうだろうか。ビル・ゲーツとジョージ・ソロスに手紙を書こうか。

 

目的は何ですか。快楽の追求。いや、それだけではない。国際交流による相互理解と世界平和だ。そんなことを夢想していると二つの流れが見えて来る。

 

1.都市国家

2.世界経済のブロック化

 

つまり、国は二つの逆方向に引っ張られ変容する。連合国の時代が来る予感がする。自治の観点からは、国家規模は小さい程良い。

 

ん。お金があるなら毎日、世界中を観光すれば良いって? それは移動が面倒だし、治安の問題がある。だから、コスモポリタン都市を作るのだ。中間層の冥途の土産にもなるかもしれない。いかれてるかな?