「対立の哲学」から10年
私がネットで言論活動を始めたのは、1999年。2001年にはホームページを作った。2005年にミクシィに入り「対立の哲学」というコミュ二ティを討議と執筆の場とした。当時の名はロバート。会社員だった私は本名を使いたくなかった。
自分では過激な著作だと思っていたが、穏便だという人もいる。日米対訳にして出版すべく翻訳もしたのだが、なぜか出版しなかった。
あれから10年。時代はどう変わったのか。私はどう変わったのか。
「対立の哲学」は私の原点である。そこには、世界に対する深い思いがある。
私はようやく我欲の世界から脱出したのだ。
このブログにある「カオスなコラム21」も、本にしたかった。
当時の私は、自分が世界に対して影響力を行使しなければいけない、という使命感を持っていた。そう言えば、今はそれが無い。
では、なぜまた書き始めたのか。これはただの泣き言なのか。
キケロは言った。
「書け。書くことが無ければ、そのことを書け」