白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

代表作は完成するのか?

調子がすぐれない。

6月にエビリファイのデポを注射してから錯乱状態になり、ときどき発狂するようになった。ただ、医者は正常だと言い、入院には至っていない。いまは、頭の中が空っぽだ。興味の対象がない。何もやることがない。瞑想は喘息が邪魔をする。喘息の治療もしなければいけないのだが、お金がない。

私は作家である。代表作は「笑顔の監獄」だ。日本の精神科医療と福祉の闇を抉る快作になる予定だ。予定ということは、まだ書けていないということだ。ダメじゃないか。

誰をも障害者にして安価な労働力市場を作るという政府の構想。それは現実のものだ。福祉という美名の下に蠢く利権。そして、その犠牲者たち。それを現実を踏まえた虚構で描く。

まだ、小説の的が分散している。書きたいことが散乱している。何が本線なのかが掴みにくい。恋愛あり、制度批判あり、陰謀あり。プロットから手を入れてみるか。

いま、4万6千字ほど書いている。マーケットに出すには最低でも10万字が必要だ。気力が。そして、一度は挫折したという記憶が邪魔をする。

主人公問題。以前にも指摘されたのだが、三人称小説において誰が主人公なのかが分からないと言われた。ちょっと小説を勉強しないといけない。作家だから。

「愚者の祈り」は、詩と思想新人賞に応募した。詩に関しては「ロバート劇場」という出版物もある。愚者の祈りか。継続は力なり。粘り腰で行こうか。

去年は「グダグダイズム宣言」を出したが、グダグダも楽ではない。そろそろ、新しい宣言の時期かもしれない。

「笑顔の監獄」。毎日100字でも良いので更新して行こうか。それにしても、どっぷりと精神病世界に浸かってしまったな。この作品を書き終えることで、脱出の糸口が見つかるかもしれない。そんな予感。