白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

未解決の課題を解決した日

数年にわたって未解決の問題を抱えていいた。長編小説「笑顔の監獄」の執筆だ。途中でプロットを変えた。精神科医療と福祉の闇を切り裂く問題作だ。まだまだ膨大な勉強が必要だと感じていた。

しかし、急にこのテーマに真正面からぶつかるのは無理だと気がついた。そこで、今日、予定を変更して一気に終わりにした。興味のある方はお読みいただきたい。5万字ほどの中編だ。

kakuyomu.jp

最終章のタケルの台詞。

「この前、高校の水泳部のOB会に行ってきたんです。みんな気持ち悪い笑顔と、気持ち悪い元気さだ、話も合わないし、途中で帰りました。一般世界に魅力を感じません。今のままで十分に幸せなんです。笑顔、笑顔、笑顔。強制された笑顔。一般世界なんて笑顔の監獄じゃないですか。気持ち悪い」

発達障害という概念を発明し、障害者を増やして儲けようとする精神科医と製薬業界。そして、障害者就労という美名のもとに、障害者を増やして安い労働力を大量に生み出そうとする政府。SFとして書いているが、半ば現実だ。

それにしても何故、急に完結させたのか。霊界通信というブログを始めたこと。霊からのメッセージ。いやいや、大構想は無理だと言う悟りをくれた人がいたのだ。

とにかく、最大の未解決の問題が解決した日。2018年3月21日(宇宙歴元旦)めでたし、めでたしだ。