白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

私は既に崖の下にいた

私は躁うつ病の一人暮らしである。2ケ月に一度の障害年金でつつましく暮らしているのだが、躁状態になると一気にお金を使うことがある。これでは、たまらない。東京の叔父さんが見かねて成年後見人をつけろと言ってきた。私もいろいろ調べて、何度も後見人センターに電話をしたのだが、後見人ではなく、社会福祉協議会がやっている金銭管理代行サービスを利用しなさいと言われたのだ。すでに、7月12日に第1回の打ち合わせを持っており、8月6日に契約の運びだ。年金の入る通帳と印鑑を預け、毎週7千円を別口座に振り込んでもらう仕組み。細部は6日の打ち合わせだ。

気になるところがあり、その担当部署である安心センターに電話をした。前回は「修羅場は初めてじゃないでしょ」と言われた。今日は「崖っぷちじゃありませんよ、もう、崖の下ですよ」と言われた。福祉のプロが言うのだから、経済的にどれだけ悲惨な状態なのか、よく分かった。

どう生きるか、などというカッコイイ話の出来る状況ではないということだ。

主食がカップ麺とコンビニおにぎりになるという話だ。

しかし、私はドMだね。崖の下ですと言われて喜んでいるのだから。いや、変態かもしれない。いやいや、疑う余地がない。

サラリーマン時代は、月の小遣い30万、1日1万で管理していた。今は生活費でその10分の1、1日千円になる。デートはもちろん、喫茶店にも行けない。なんとも晴れ晴れしいではないか。能天気。知能は閉店しました。問題は栄養管理。金曜日にこの件で内科に行く予定だ。

私は既に崖の下にいた。やっと現状が分かったよ。よかった、よかった。