白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

所持金がゼロの状態

10日金曜日にお金を使い果たし所持金がゼロになった。電話で友達に送金を懇願するも不調。11日から14日まで、所持金ゼロの日が続く。今日3日目だ。

食料は米とカップヌードル、ふりかけ。それだけだ。あとは水出し麦茶。これだけ追いつめられてもどこか平然としている。パニックにならない。

福祉関連のところからもお金は出ない。お金がない。それでも、食べ物がある。なら大丈夫といった調子だ。私は所持金ゼロなど初体験だが、世間では珍しくないらしい。

貧困とは、お金ではなく、食糧が尽きる心配をすることなのだとか。それにしても俺の当事者研究はラディカルだな。命がけだ。

なお、所持金ゼロとは、100円もない状態だ。しかも、タバコも酒もない。強制禁煙、強制禁酒だ。辛い。

しかし、家に食料と酒とタバコがあれば、所持金ゼロも大事件ではないように思えてきた。この、感覚のスリップが怖い。

この状態になって初めて、ご飯を炊いている。本当の生命線だと思う。

いや、これが今までの中で最高の、いや最低の底だろう。これ以上は勘弁してくれ。せめて納豆が欲しい。