送らなかった手紙

拝啓 (元妻へ)

まだ生きています。そちらは、おかわり無いですか?

私は今年の4月に躁転し、また、病院を変わりました。当時の記憶が無く、ただお金だけが消えていました。修羅場でした。目白の叔父様がカップヌードルを100個送ってくださり、それで飢えを凌ぎました。8月には金銭管理サービスをしてくれる社会福祉協議会に通帳と印鑑を渡しました。いま、私は社会の最底辺にいます。もう、再起など考えられません。いまは一日一日を、どう生き延びるかで必死です。

抗精神病薬で脳が萎縮し、日常生活能力と金銭管理能力を失ったのです。顔から知性が消えました。会いたいですが、会わない方がいいでしょう。ショックを受けると思います。

インヴェガという薬の副作用で足の筋力が低下し、歩行困難になっています。昨年8月から、地域活動支援センターというところに通っているのですが、片道30分歩くため、これも難しくなりました。

〇〇〇さんは元気にしていますか。快活で可愛いところは、変わっていませんか。もうすぐ誕生日ですね。お金がないので、また、カードを送りますね。

知能が低下し、集中力を失い、何を書いていいのか分かりません。

末筆ですが、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

2018年9月9日