白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

精神障害の海

漂っていたのだろうか

押し流されたのだろうか

俺は精神障害の海の住人になっていた

脱出なんて考えられない

これから、この海で生きて行くのだ。

いろいろな薬を飲まされて

医療や福祉のいろいろな人がやってきて

孤独で貧しい生活を続けるのだ

どうしてこんなところに

回想

それは激流だった

転落とも言う

しかし、そんな人はたくさんいる

偶然

そう思えば良い

ここで生きるの

ここで死ぬの

悲しみはどこかへ消えた

浮かれた時代の思い出だけが

酒の肴だ

脱出なんて冗談だからね

間違ったことは考えない方が良い

覚悟

やっと覚悟が出来たのね

長い時間がかかったけれど

精神障害の海で生きるの

貧困を生きるの

泣いちゃだめ

宿命よ

きっと意味がある

貴方は書きなさい

それが癒しになるから

生きた証になるから

精神障害の海は出口のない海

諦めなさい