白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

棄損した自我のケア

精神障害者になって変わったこと。自分をとりまく環境の変化と関係性の変化。過去の自我は放棄され、ややもすると投げやりになる。精神科医療には、この棄損した自我のケアをお願いしたいのだが、そんな気の利いた精神科医はいないだろう。

思ったんだ。生活を立て直すより前に、棄損した自我をケアしないといけないってね。何もできない自分、稼げない自分を、どう評価するのか。

変わり果てた環境。周りは障害者と、その支援者ばかりになった。

そして気が付く。ある意味で、そういう場に行く事で自我を傷つけていないだろうかと。幻想に浸れとは言うまい。そうではなく、もっと別の何かがないといけないのだ。医療や福祉では出来ないこと。私はどこまでも貪欲だ。そして、それはきっと良いことだと思う。

課題が見つかった。棄損した自我のケアだ。証明を省略して結論だけ書くと、書くことでしか問題は解決しないのだ。

病状との相談。依存症なのに、また、昼からハイボールを飲んでいる。障害者世界に染まった私。障害者以外の回路はKH氏だけなのだ。

自我をめぐる環境と関係の見直しが必要だ。それにしても、いまごろこの問題に気が付くとは。時間がかかり過ぎだろう。