白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

2013-08-10から1日間の記事一覧

9.労働という神話装置

現代の労働神話は、一方で労働を美徳として賞賛し、一方では労働を刑罰として捉える。この両義性の中で、労働は人を格付けする装置として機能する。アメと鞭によって、人は懸命に、あるいはそれなりに働く。そこには厳然として階層があり、嫉妬や怨嗟、欲望…