白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

貧困と障害

食料ストック

障害と貧困の当事者研究8月には4日間の無一文を経験した私だが、食糧ストックさえあれば何とかなるということが分かった。しかし、今現在、食糧ストックが少ない。 ・米 約3kg・ふりかけ 約6食分・カップ麺 1個一時は100個あったカップ麺はすべて…

所持金がゼロの状態

10日金曜日にお金を使い果たし所持金がゼロになった。電話で友達に送金を懇願するも不調。11日から14日まで、所持金ゼロの日が続く。今日3日目だ。 食料は米とカップヌードル、ふりかけ。それだけだ。あとは水出し麦茶。これだけ追いつめられてもどこ…

節約法は十人十色

厳しい節約を迫られている。1日千円。いろいろな人が助言してくる。酒とタバコはやめるのではなく減らせ、という人もいる。もちろん、やめろという人もいる。精神科医は禁煙して発狂するくらいなら、食費を削ってもタバコを吸えと言った。自炊すべきだとい…

2018年8月、俺は自炊に走ることにした。

狭い1Kのマンション。部屋ではパソコンが威張っていて、室内はオフィス風だ。調理スペースが無いのだ。外食三昧はできないのだ。自炊するしかないのだ。という訳で、パソコンを机からおろし、大きいテーブルを調理スペースにすることにした。 このレイアウ…

私は既に崖の下にいた

私は躁うつ病の一人暮らしである。2ケ月に一度の障害年金でつつましく暮らしているのだが、躁状態になると一気にお金を使うことがある。これでは、たまらない。東京の叔父さんが見かねて成年後見人をつけろと言ってきた。私もいろいろ調べて、何度も後見人…

異次元の貧困

2年ほど前、私は、1日2000円を貧困と書いて顰蹙をかった。そして今、私は1日800円の貧困に追いつめられている。 「1日800円は無理です」 「大丈夫です。私なんて1日0円の日があります」 「昨日もハイボールを3本飲みました。タバコは2箱で…

障害者世界から脱出できない件

一度、障害者世界に入ると脱出は難しい。障害年金を貰うと、素直に有り難いと思ってしまう。更新で等級が落ちないように、病状が良くならないようにと考えてします。いけないことだが、それは現実だろう。 私は前の前の主治医に一般就労で働けと言われた。ヘ…

福祉サロン

全国各地にある、地域活動支援センター。私はここのことを「福祉サロン」と呼んでいる。それぞれに個性があるが、大きな枠組みは厚労省が決めているガイドラインで規定されている。私が通っている福祉サロンも例外ではない。良い悪い、合う合わないがあるだ…

障害者世界の居心地

障害年金を取得して6年になる。まさに転落の6年だった。振り返ると長くなるので、現状についてだけ書こう。 週1回の精神科通院。週1回の訪問看護。週2回のヘルパー。週に3回前後は地域活動支援センターに行っている。そして、暇な時間は、命の電話や寄…

頭がパニック

節約しているつもりだ。焼肉屋にも寿司屋にも行っていない。それでも金が無い。今も、そしてこれからもだ。 水道代、電気代が払えない。いや、タバコと酒と喫茶店が悪い。何だ。どんな生活をしろと言うのか。 頭はパニック。自分をコントロール出来なくなる…

再掲:社会保障の切り下げは違憲である

社会保障の切り下げは違憲である ナショナルミニマムの根拠は憲法25条の生存権である。 第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努め…

貧すれば痩せる

急激に痩せた。MAX110キロ、昨年の100キロから、今年は86キロだ。げっそりした感じ。顔も青白く、疲労感まで漂っている。「ふらつき」が出るから危険であり禁忌である、ユーロジンが処方されているのも問題だ。今朝は、ほとんど朦朧としていた。…

誰のための障害者就労か

今年の4月から、就労継続支援A型、B型の運用変更がある。ざっと見た感じでは、新規参入歓迎から新規参入の抑制へという感じだ。 だいたいからして、この制度は福祉サービスというよりも事業主の利権、市場拡大という感が強かった。まあ、障害者を餌にした…

未解決の課題を解決した日

数年にわたって未解決の問題を抱えていいた。長編小説「笑顔の監獄」の執筆だ。途中でプロットを変えた。精神科医療と福祉の闇を切り裂く問題作だ。まだまだ膨大な勉強が必要だと感じていた。 しかし、急にこのテーマに真正面からぶつかるのは無理だと気がつ…

精神障害者同士の結婚

昨日は京都に行って独身女性と会った。結婚はしないと言っていた。 今日は某所で精神障害者の女性(以下、Aさん)に結婚しないのかと聞かれた。金もない障害者と結婚する人はいないでしょと答えた。すると、障害者同士の結婚は多いですよ、と返ってきた。じ…

日本の障害者数860万人

参考資料 障害者の状況(基本的統計より)|平成28年版障害者白書(全体版) - 内閣府 驚いたね。数年前の750万人から、100万人も増えている。それより、もっと驚いたことがある。 なお、この数値の身体障害者及び知的障害者は、「生活のしづらさなど…

障害者という身分

ネットでいろいろ調べていると「障害者という身分」という言葉にぶつかった。気分は悪いが、就労の現場においては、障害者は身分として扱われる。能力が劣る。賃金は安くて当然。この前提を破壊しないといけないと思った。だいたい、精神障害者の就労率は1…

障害と貧困の当事者研究の目的

研究の目的は実態調査ではない。実は、同じ障害、同じ貧困であっても、スキルと情報の格差から、生活水準には大きなバラツキがある。どうせなら、生活水準は上げた方が良いに決まっている。例えば、地域活動支援センターという仕組みがある。これなど、大き…

障害者就労ビジネス

「就労継続支援B型の平成25年度費用額は約2,438億円であり、介護給付・訓練等給付費総額の約15.7%を占めている。」 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000091254.pdf 歪…

こんな日常が続くなんて

朝。ミックスサンド 250円昼。ミンチカツ、カレーパン 280円夕。玉子焼き弁当 460円今日は節約が出来た方だ。はて、これは貧困だろうか。貧困ではないように思う。だんだん感覚が狂ってきた。まだまだ。節約はこれからだ。昨日の夜はKH氏にご馳走…

障害者就労の光と影

普通に思うこと。働けないから障害者なんじゃないの。しかし、政府は障害者の就労を推奨しているかのようだ。障害者就労。就労支援。就労継続A型。就労継続B型。お金は障害者ではなく企業等に入る。助成金である。そんなお金があるならば障害者に直接給付…

障害と貧困と自尊感情

いろいろな考えはあるが、私は健全な自尊感情は必要だと考えている。そして、過剰な承認欲求は害毒だと考えている。もちろん、巷の心理主義には否定的だ。ん、心理主義って何よ。それは心理的なことですべての状態や状況を思いのままにできるかの如く喧伝さ…

現在の課題(貧困の中で)

貧困にはだいぶ慣れてきた。夕食はコンビニおにぎり2個が定番化している。金欠パニックは、ここ半年ほどない。住めば都というが、貧困も慣れれば怖くなくなるのかもしれない。 現在の課題は「匂い」である。私自身が臭いのだ。お風呂入ってる、洗濯してる、…

ベスト・エッセイ(1)

j-robert.hatenablog.com 2013年のカオスなコラム21より。 ちょっと過去の思索を整理しておきたくなった。 <再掲> 「活動に対する存在の優位」 幸福の源泉は活動から生まれる喜びだと言われる。活動とは、製作、スポーツ、演奏、演技、ゲーム、料理…

適応が正常だとは言えない

この狂騒の現代社会に適応していることが正常だって? とてもそうは思えない。 メンヘラこそ正常なんじゃないのか? ああ、俺は適応したから異常になったんだ。 嘘だ。適応できなかったんだ。 過剰適応という便利な言葉がある。 ところで正常って何だい。 自…

楽しいことをしましょうよ

相変わらず、好奇心と集中力を失っている。毎日、やることが無い。未来も見えない。絶望的な空虚さの中で、喚き、喘いでいる。 もちろん知能は回復しない。とにかくこれは、精神科の薬の影響だ。エビリファイ、リスパダール、インヴェガなどなど、9種類飲ん…

マナーのパラドクス

マナーを守ろう。マナーは大事。よく言われることだ。しかし、私的にはゴミ一つ落ちていない綺麗な街というのは不気味だ。ある程度の猥雑さがある方が私の好みなのだ。 先日、某所でこんな事件があった。みんなで昼食を食べている時に、私がある人の炒飯を美…

人間を標準化する時代は終わった

明るく元気で、機敏でタフなパーソナリティ。20世紀には、こういうパーソナリティが持てはやされ、生来のパーソナリティとは関係なく、こういうパーソナリティを目指す動きがあった。教育もまた、特定の規範に従った人間を作ることに専心していた。その結…

貧困と障害の当事者研究

黒崎玄太郎研究所の2018年以降のドメインが決まった。「貧困と障害の当事者研究」だ。このブログのカテゴリ―も趣旨に沿って「格差・貧困・福祉」のエントリーを「貧困と障害」に変更した。 語りたいことは山のようにあるが、今はまだ未整理だ。思えば、…

障害者は可哀想か

微妙なテーマだ。まず、可哀想という心情についても、いろいろあるというところを押さえないといけない。憐みと優越感。絶対的な差異。幸運と不運。回復しないもの。 私は5年前に障害者になった。病状が変わったわけでもなく、行政の相談員に勧められて障害…