白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

地方分権より脱東京

NE.jpg 東日本大震災の後の動きを見てハッキリとわかったね。日本国政府は、日本よりも東京が大事なんだってことさ。 東京には政治も経済も文化も学問も集中していて、極端に言えば優秀な人材はほぼ東京に住んでいる。東京人の知能の平均的偏差値が60なら地方は45くらい、などと言っても怒る人はいないよね。(笑)もちろん平均だから地方にも優秀な人材はいるよ。でもね、平均というか厚みが違いすぎる。もっとも人間は知能がすべてだとは言わないけれど。 地方分権なんて議論もあるけれど、知恵のない人間がつるんでも状況は悪化するだけだと思うんだよね。地方の政治状況なんて、国政より遥かに汚い利害ズブズブの世界だよ。そんなところの権限を強化したら、どんなにひどいことになるか、少し考えればわかるよね。だから俺は地方分権反対なんだな。 もちろん民主主義の意義がローカル性にあるという政治理論は知っている。しかし、民主主義の前提は公共意識のある市民なんだな。自分の利害だけで判断する大衆というのは、民主主義の敵なんだけど、どう見ても市民より大衆の方が多いよね。 つまり政治に期待するのではなく、自分で何かをするしかないんだよ。ブログでウダウダと政治を批判するのは、暇つぶしとしての価値しかない。ある意味で鬱憤を排泄しているだけで、まるで意味がない。ブログなんて99%はカスなわけで、それで考えを変える人が一人でもいるのって話さ。 同じような不満や鬱憤を抱えた人間が傷を舐め合うようなツイッターのクラスタなんて、本当に情けないよな。(ん、なぜ俺はそういうクラスタを知っている?・・・笑) で、何が言いたいかというと、東京は優秀な人間が多くて競争が激しくて大変だということだ。だから、そこそこの能力で東京に疲れたら、地方で一旗あげるという道があると思うんだよ。本当に地方はレベルが低いから、東京でそこそこなら地方ではリーダーになれるかもね。 逆に言うと、東京での勝負は大変だと思う。一人では無理だから仲間を集めよう。うむ、仲間の集め方。それは明日書こう。