白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

ABC理論

私が精神疾患を患っていて治療を受けている話はこれまでもした。今は6人目の主治医。私を診て、まだ1年に満たない。その先生が私に禅を勧めた。私は従った。そして、今日の診察。

 

禅で無の境地に達したこと。2時間でも3時間でも無でいられること。馬鹿になったこと。思考力を失ったこと。知能が著しく低下したことを言った。

 

「いいじゃないですか。その調子です。卓越から凡庸へですよ」

主治医は喜んでいる。中には変性意識状態で幻覚を見る人もいるらしい。そうすると、私は成功例ということになるのだろうか。

 

今の課題は日常生活の安定だ。それならば、多少は馬鹿になった方が都合が良いのかもしれない。

 

A:当たり前のように

B:馬鹿になって

C:ちゃんと暮らす

これをABC理論と言うらしい。

 

そんな世の中は嫌だと昔なら言っていたが、思考力を失った今は何も感じない。

 

馬鹿になるって、良い事だったんだ。これが今日の発見だ。終わってるな。