白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

障害者として生きる

日本には各地に地域活動支援センターという障害者の居場所がある。通称、地活。内容も雰囲気もいろいろだが、行政が枠組みを決め、助成金で運営されている。

私も今年の夏から、ある地活に行くようになった。これがまた居心地がいい。障害者ばかりということで安心感がある。同じ苦労をしているということで仲間意識が生まれる。それはそれで良いことだと思う。

しかし、一方で一般世界を避ける傾向が出てきた。一般世界で過ごすのが辛いのだ。これはきっと問題だ。

障害者世界と一般世界という区分を嫌う人、認めない人もいる。障害者世界も一般世界だと抗弁する。しかし、現実に障害をカミングアウトすることで、立場は決まってくる。

甘えかもしれない。いや、しかし無理はできないのだ。現実問題として、障害者として生きるしかないのだ。問題は、どう生きるかだろう。

2017年は何とかやり過ごせそうだ。2018年も無事であって欲しい。多くは望まない。よいお年を。