白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

食卓

7月1日から、就労継続支援B型事業所に行っている。日本経済のブラックな奥深さを見てしまったが、それは今日の話題ではない。

お昼の12時からは昼食だ。100円でお昼の賄がつく。ご飯、味噌汁、小皿ほか1品。1テーブル8人ほどで、昼食を共にする。新鮮な光景だ。過去に経験したことのない空間。家族の食卓とも違う。なんとも言い難い仲間との食事なのだ。

なんとも言い難い仲間とは悪口ではない。それぞれが個性的過ぎて形容できないのだ。かと言って個人情報を書く訳にも行くまい。私はいま、そういう世界にいる。

ご飯は楽しみだが、この風景には違和感がある。慣れの問題だろう。私は作業にも馴染めていないし。

別世界。昔の日常との差異。過去との比較。俺はいま、ここにいるんだ。

さあ、慣れろ。居心地のいい居場所にしてしまえ。ようやく、1ケ月。スタッフはみな親切だ。甘えすぎだよな。ボヤキ過ぎだよな。過去の浮かれた時代の話が多すぎるな。

私の精神面での安定は、この食卓が日常として馴染んだ時だと思う。

世界は広い。障害者世界も広い。今日のとうもろこしは甘かった。少しずつ。