白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

マーケティングの裏側

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マーケティング。私は大学時代3つのゼミを掛け持ちしていた。本来の会計学のゼミの先生は嫌な顔をしていたが、マーケティングのゼミでも経済学のゼミでも歓迎される客だった。三流大学から一部上場企業に入れたのも、マーケティングのゼミに行っていたからだ。入社試験の問題が、ゼミでやった「企業の人間的側面」だあったからだ。論述は完璧だったと思う。

会社でもICT系だけでなく、マーケティング系とも深く係わった。懐かしい思い出だ。もう、15年前の話だ。

会社をやめてからも、GK流通開発研究室を作ったのだが、1案件数百万単位の仕事だ。結局、2件しか受注できず、2年で撤退した。

その頃、現代思想にはまっていた。この本に強い衝撃を受けた。

「象徴の

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貧困」

スティグレールはこの本で、人間を属性で分類しカテゴライズすることで、独自な存在である個が殺されてしまうという。この本を読んでから、私はマーケティングに嫌悪感を覚えるようになったのだ。

しかしね、今の時代、マーケティングは基本のキでしょ。私もビジネス復帰を目指してマーケティングのノウハウを活用することにした。時間はかかるよ。ニッチしかないよな。チマチマ。ニタニタ。華やかな世界は似合わない。神戸の片隅で鱧の天ぷらを食べるよ。