ある愚者の生涯

旧:次世代文明研究所別館

亡き父、黒崎勇の思い出

父、黒崎勇(甲南大学名誉教授、ドイツ文学)が、昨日亡くなった。

昨日、お別れをしてきたが、痩せこけていたものの、道徳的な雰囲気を醸していた。肩に置かれた、KENTの1mgが印象的だった。

父には本当に可愛がられた。欲しいものは何でも買ってくれたし、どこへでも連れて行ってくれた。

神戸のお屋敷に住み、夏休みは山中湖の別荘。祖父は東大卒の聖書研究家、黒崎幸吉。母屋の横に寮があり、それも運営していた。その2階は講堂で、毎週日曜日に集会が行われていた。

父の話に戻そう。父は背が190センチ以上ある長身で、ハンドボールの選手だった。生真面目で繊細、凝り性で努力家。変革者。気配りの人。そう、いくらでも出てくる。

思い出。幼稚園の頃、部屋いっぱいにLEGOを作ったこと。

小学1年生の夏休みに、宿題で出た課題に昆虫採集を選び、父の方が夢中になったこと。

中学の時に、1泊で淡路島に夜釣りに行き、雨でテントが浸水して大変だったこと。

高校を中退する時に、学校で父が妙に嬉しそうだったこと。

それから、50歳で会社を辞めるまでは音信不通に近い状態だった。その間、父は家を出て、別の女性と交際し、21世紀になってから、離婚、結婚した。

会社を辞めてから、頻繁に会うようになった。ただ、入院時の保証人にだけはなったくれなかった。今思うと、それも何かのポリシーだったのだろう。

先に霊界に行かれましたね。私もそのうち霊界に行きます。私には霊界に中島さんという友達がいます。アンチョビのピザと、キャンティがあれば十分です。よろしくお願いします。