白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

男の幸せ・女の幸せ

今日のキーワードは、これだ。

「女の幸せ」は良く聞くが、「男の幸せ」はあまり聞かない。
某氏によると、男が幸せを求めるのは格好悪いと言う。
さらに、別の某氏は、男は幸せを口にしてはいけないという。
理由は知らない。(笑)

ただ、「女の幸せ」と「男の幸せ」は別物だというのが、脳科学の研究で分かってきた。

なんでも、ドーパミン受容体D4遺伝子の働きの違いらしいが、私はドーパミンを見たことも、ドーパミンと話をしたこともないので詳しい事は分からない。詳しいことは、脳科学者に聞くか、近くに脳科学者がいなければ自分で調べて欲しい。

つまり、この遺伝子の働きから、男性はリスクを恐れず新しい事に挑戦することで快楽を得ようとする傾向があるのだと言う。もちろん、そうでは無い男性もいるし、女性にもこういう傾向の持ち主はいるだろう。しかし、多くの女性は安定に幸せを感じるらしい。

一方の男性は安定が苦痛である場合が少なくない。それでも、結婚して女房の尻に敷かれるともう駄目だ。男の幸せは、概ね結婚と共に終わるのである。(あれ、極論か?)

しかし、時代は変わった。もはや若い世代には何が安定かなど分からない。最も安定した職業は医者だろうが、日本では、これも激務だ。大企業も公務員も安定かどうか分からない。そもそも、日本丸がどうなるかすら分からないし、世界も同様だ。安定のモデルは、もはや無くなったのである。

ここで、「男の幸せ」と「女の幸せ」の力関係を逆転させてみてはどうだろうか。

男「俺の夢に付いてこれるか?」
女「????」

うむ。非婚率はさらに上昇するのか。。。