福祉と貧困と人間関係と
中流の友達関係と、貧困層の友達関係は違う。貧困層の友達は、より苦しんでいる人を支援する。痛みの分かる者同士の関係だ。100円が切実なのだ。だから、少しでも余裕が出来ると、金を貸す。
私は借りている身だ。10万円以下だが借金がある。友達からの借金だ。金融機関からではない。
昨日は、あるイベントに参加したのだが、100円しか持っていないと言うとタダにしてくれた。そのうえ、帰りがけに、高級缶詰を2個貰った。これなどは、人間関係の為せる業だ。私は乞食的になっているのだった。
家に遊びに来る友達も、私の飲み物を奢ってくれる。訪問看護師は、それが酒ということもあって良い顔をしないが、私は大いに助かっている。私のような最低の人間にも、まだ、友達がいる。有り難いことだ。
底辺にいる今、私はそういう人間関係に救われている。最後のセーフティネット。それは人間関係だ。福祉は、最後の一線を越えない。困っているからと言って、お金を貸してはくれない。良くて、フードバンクを紹介してくれるくらいだが、これを使えるのは生涯に一度だけ、15日までだと聞いた。
福祉には、野菜、いやいや、優しい人が多い。ただ、仕事だと、10円も貸してくれないのが常だ。やはり、友達関係が重要だ。中流は、金の貸し借りを嫌う。貧乏仲間が重要なのだ。
後は、食糧のストックだな。タバコもストックするべきか。貧困4年目。1日2千円から、1日千円になった。それでもタバコですか。そんなもんですよ。
金銭管理能力の現実
8月6日に契約をし、通帳と印鑑を預けた。8月15日から、毎週水曜日にお小遣いが振り込まれる仕組みだ。因みに、現在は週8000円。足りる筈がない。
無一文の連続である。先週は、水曜日と金曜日に3000円、月曜日に2000円をおろすと決めたが、結局、休日にコンビニでおろして手数料を取られた。今週は一度に全額をおろした。
結果、1日目で4000円使った。2日目で2000円使った。残り2000円で5日。素晴らしい金銭管理能力だ。呆れるしかない。
ハイボールばかり飲んでいる。昨日が4本、今日が3本。ほとんど病気だと思う。意識が飛んでいる。今も飲んでいる。
やはり、1日1000円は残しておくべきか。糞焼きになっている。
「1週間は長いですよ」
ヘルパーさんの言葉。嫌なことを言う奴だ。
はっきり分かった。俺には金銭管理能力がない。週1制で無理なら、何がある。工夫の限界。来週は米を買わないといけない。ピンチは半年続く。
私は死んだ
精神科医、水島広子氏は躁うつ病になった時点で、過去の自分は死んだと思えと書いている。連続性の切断。それはどうなのかと思っていたが、今になって腑に落ちる。私は、2014年に死んだのだと思う。発病は1999年だが、2014年に世界が変わったのだ。
離婚、転居、廃業、破産。2015年以降は新しい私なのだ。新しいパーソナイティーなのだ。新しい世界を生きているのだ。
知能は崩壊した。しかし、まだ何かがある。私は死んだは、裏を返せば私は生まれただ。もう、回復はない。しかし、進化はある。
このブログは、過去の私と、現在の私を縦断している。次世代文明研究所は、今もまだある。
何が言いたいのか。水島広子は正しいと言いたいのだ。私は死んだ。そして、新しい私が生きている。
送らなかった手紙
拝啓 (元妻へ)
まだ生きています。そちらは、おかわり無いですか?
私は今年の4月に躁転し、また、病院を変わりました。当時の記憶が無く、ただお金だけが消えていました。修羅場でした。目白の叔父様がカップヌードルを100個送ってくださり、それで飢えを凌ぎました。8月には金銭管理サービスをしてくれる社会福祉協議会に通帳と印鑑を渡しました。いま、私は社会の最底辺にいます。もう、再起など考えられません。いまは一日一日を、どう生き延びるかで必死です。
抗精神病薬で脳が萎縮し、日常生活能力と金銭管理能力を失ったのです。顔から知性が消えました。会いたいですが、会わない方がいいでしょう。ショックを受けると思います。
インヴェガという薬の副作用で足の筋力が低下し、歩行困難になっています。昨年8月から、地域活動支援センターというところに通っているのですが、片道30分歩くため、これも難しくなりました。
〇〇〇さんは元気にしていますか。快活で可愛いところは、変わっていませんか。もうすぐ誕生日ですね。お金がないので、また、カードを送りますね。
知能が低下し、集中力を失い、何を書いていいのか分かりません。
末筆ですが、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
2018年9月9日