白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

2015-01-01から1年間の記事一覧

いきるすべ

いきるすべ ~みちるの思い出~ 白井京月 私は小さな会社の事務のおばさん私が頑張ってるのはね毎日、元気に明るく振る舞うこと毎日それをこなしてるわ定時制高校しか出ていない私が世間で生きて行くにはそれが必要なのややこしい家庭で育った私は楽しいこと…

日本は厚みを増す貧困層にどう対応するのか

かつての日本経済を支えたのは厚みのある中間層だった。しかし、この厚みが無くなってしまった。某政党は厚みのある中間層の復活という理想を語ったが、あまりにも非現実的だった。いまの日本は、貧困層の着実な増加という現実の中で、予算や制度面での対応…

知性は復活可能か?

前回のエントリーから、随分と日が空いてしまった。書けない状況が続いた。しかし、ここに書く以外にどこに書くのか、と今日、夢の中で思った。 状況は厳しい。貧困とは残酷なものだ。それは確実に知性を奪って行く。さらに私は福祉システムの中に組み込まれ…

ロバート空間とは、インターネット空間のことだった。

私は昨年、「ロバート物語」という詩的短編小説を書いた。 神から「文明の革新」を命じられたロバートが、コピコと共に研究所を作り、ロバート空間を作る物語である。この作品は「次世代文明の誕生・銀河版」(銀河書籍、2014年8月初版、ISBNあり、…

愚者の役割

「愚者の役割」 白井京月 中世ヨーロッパの宮廷には道化師がいた いまも国王の宮殿には道化師がいるし、占い師もいるのだろう しかし、それは秘密とされている タロットカードでは愚者とは道化師のことだ ウエイト版では崖の先端に立つ少年と そこが危険であ…

必勝ワクチン

「必勝ワクチン」 白井京月 どうすれば儲かるか? どうすればハイパフォーマーになれるか? 知識も方法も知っているのにそれを使わないのは そうなりたいという気持ちがまるで無いからだろう。 楽しいよ!! はぁ??? 貴方は「私が何を楽しむのか」を全く…

崇高なる貧困に誇りを

転落を経験した1年でした。 2011年、腐敗した豊かさに居心地の悪さを感じた私は、27年勤めた一部上場企業を退職しました。フリーランスとして生きる予定でしたが、なかなか軌道に乗りませんでした。去年は最後の力を振り絞って「次世代文明の誕生」を…

SNSの光と影

SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)は、すっかり一般化した。今では中高年でもスマートフォンを使ってfacebookをしている。それはまるで新しい通信・コミュニケーションの標準であるかのようだ。一方、業界ではソーシャル・メディア・マーケティ…