白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

障害者として生きる

日本には各地に地域活動支援センターという障害者の居場所がある。通称、地活。内容も雰囲気もいろいろだが、行政が枠組みを決め、助成金で運営されている。 私も今年の夏から、ある地活に行くようになった。これがまた居心地がいい。障害者ばかりということ…

マナーのパラドクス

マナーを守ろう。マナーは大事。よく言われることだ。しかし、私的にはゴミ一つ落ちていない綺麗な街というのは不気味だ。ある程度の猥雑さがある方が私の好みなのだ。 先日、某所でこんな事件があった。みんなで昼食を食べている時に、私がある人の炒飯を美…

人間を標準化する時代は終わった

明るく元気で、機敏でタフなパーソナリティ。20世紀には、こういうパーソナリティが持てはやされ、生来のパーソナリティとは関係なく、こういうパーソナリティを目指す動きがあった。教育もまた、特定の規範に従った人間を作ることに専心していた。その結…

貧困と障害の当事者研究

黒崎玄太郎研究所の2018年以降のドメインが決まった。「貧困と障害の当事者研究」だ。このブログのカテゴリ―も趣旨に沿って「格差・貧困・福祉」のエントリーを「貧困と障害」に変更した。 語りたいことは山のようにあるが、今はまだ未整理だ。思えば、…

本当に大切な四つのこと

ニューエコノミーで必要な人材は、変人と精神分析家だと、ロバート・ライシュは言う。変人とは以下のような人のことだ。 1.空想家であり革命家 ふむ。俺かな~? 2.新しい問題を発見してそれを解くことに喜びを見出す人 なるほど。 3.強い芸術性と巧妙…

成果主義の呪い

民間企業に27年勤めた私は、どっぷりと成果主義に嵌まっているようだ。 障害を抱え、知能が低下した今でも、どこかで成果にこだわっている。 これは、きっと不幸に属するのだと思う。 頭では分かっているのだが、切り替えができないのだ。 何か一発やって…