白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

真我

ラマナ・マハルシの本を読んでいる。いっこうに読み進めない。今日は冴えていないからだろう。 最初に「真我」が説かれる。私は私であるということだ。自己とは違う。自己は観察されるものと、観察するものに分離される。真我に分離はない。瞑想によって真我…

高次の意識とは何か?

禅宗の中でも対立がある。重要な問題としては、座禅で高次の意識がえられるという説と、健全な意識になるだけだという説の対立がある。科学が意識とは何かを解明できていないのに、高次の意識という仮説を持ち出すのは、まあ自由か。しかし、議論する意味は…

野心を捨てる

より高次の意識を目指していた。霊の扉が開くことに期待していた。しかし、もう頑張るのはやめよう。流れに身をまかそう。 going with the flow 禅タロットから、そんな答えが返ってきた。 野心とは、上へと向かうこと。水は低きに流れるのだ。そこにあるの…

異界の目

ある瞑想の本に、瞑想の前に鏡で自分の目を見るように書かれていた。 早速、実行した。丸い手鏡を磨き、顔を見た。目を見た。それはとても人間の目だと思えないものだった。(おいおい、自分のことだぞ) 異界の野獣。あまりにも深い眼光。まだ、驚愕の過去…

人生の意味や目的や使命は虚妄か?

トランスパーソナル心理学という世界がある。諸派、諸説があるが発祥はユングだ。普遍的無意識。この概念に夢中になる人が増え、1960年代の人間性回復運動で大いに発展した。 宇宙の意思と繋がるだって。宇宙の意思って何よ。量子力学。わからない。それ…

霊の次元

「テオリア」という詩に書いたように、私の願いは、瞑想を続ける理由は、霊の世界の扉を開くことだ。もっとも、私はスピリチャル系ではないし、半信半疑の一縷の望みだった。 昨日、友人から2冊の本をプレゼントされた。どちらも瞑想に関する本だ。まだ、読…

次世代文明雑感

私が次世代文明に憑りつかれたのはいつの頃だったか。2013年に「次世代文明研究所」を作ったのだ。その頃はまだ精力があった。しかし、文明の文法を更新せよと掲げたものの、力不足から今年の9月30日で研究所を解散した。 今日は思い出話だ。私はステ…

瞑想は旅

瞑想を始めて2ケ月。昨日は心の平安を感じた。現状がクリアに見えてきたのだと思う。 瞑想や禅には、いろいろな流派や理論がある。対立もあるようだ。しかし、私はシンプルに無念無想を続けるだけ。そこで何が起こるかは人によって違う。言葉にすると解釈学…

不思議な労働

労働は聖なるものである 労働は喜びの源泉である 労働による収入で格付けする人もいる 労働は苦痛である 労働は懲罰である 文明という装置の中で 労働は玉虫色になる 労働と仕事の混同 これは恣意的に行われる 私にとって瞑想は仕事 生活のすべては仕事 労働…

活動

喜びは活動からしか生まれないという人がいる。 そうかもしれない。 しかし、私は以前にこんな記事を書いた。 j-robert.hatenablog.com はて、瞑想は活動だろうか? 活動と言えるような、活動とは言えないような。 日中、瞑想をしていると言うと、何かしない…

未来

今日は、午後1時から3時まで瞑想した。 これからも、こういう日が続くのかと思うと、少し動揺した。 しかし、私はそれを選んだのだ。 きっとこれは運命なのだ。 運命に逆らってはいけない。 少しブッダについて勉強した。 空で終わるのではなく、智慧が生…

誘惑

私が「グダグダ主義宣言」を発表したのは、今年の6月だ。しかし、そこから上手くグダグダになれなかった。誘惑があった。会社の社長になれと言われた。金はあると言われた。迷った。悩んだ。半分、その気になった。 世俗的に見栄えのする人生を良しとする感…

グダグダイズム宣言

「グダグダイズム宣言」 白井京月狂騒の文明の文法を放棄せよ成功や幸福という子供染みた目標を持ってはいけない生きることに意味や目的を持とうとしないことそんな感じでグダグダ生きることこれをダダイズムに似せてグダグダイズムと呼ぼうこれは頽廃ではな…

親分

私には親分がいる。正式の契約書も杯の儀式もないが親分がいる。同年代の会社社長。勝手に家来を名乗るのは迷惑なのだそうな。まあ、そんなことはどうでも良い。私には親分がいる。 先週、ある人に「貴方なら人生を立て直せますよ」と励まされた。一瞬、喜ん…

断絶

数ケ月前だっただろうか、はてなブログであるライフコーチに、精神障害者という言葉を捨てなさいと言われた。しかし、私は病状に注意しなければいけないし、薬も飲まないといけない。それに、告白すると、精神障害者というのは私のアイデンティティの中核に…

運命

隠すことでもない。私は精神障害者だ。今日は精神科の主治医の診察を受けてきた。 私「瞑想家になろうかと思いましてね。出版や講演、セッションで稼ぐ」 医者「それは、良いかもしれませんね」 私「ただ、この病状じゃ誰も来ない」 医者「回復すれば良いん…

クリアな脳

ネットで、瞑想をしていると脳がクリアになるという研究結果があることが分かった。どうやら瞑想は脳に良いらしい。 私も無想だけでなく、集中する瞑想、観察する瞑想、イメージする瞑想を取り入れて、クリアな脳にして行きたい。 無想の状態には、すぐに入…

世俗を離れる

瞑想すること。いろいろな瞑想があり、いろいろな目的があるのだが、私の無想は世俗から離れることだ。煩悩を洗い落とすことだ。瞑想によって頭をスッキリさせ、世俗で成功しようというのとは、ぜんぜん違うのだ。 しかし、世俗の誘惑は強烈だ。秋だ。松茸も…

理想状態

毎日瞑想すること。それは毎日、風呂にはいることと似ている。風呂では身体の汚れを落とすが、瞑想では心の汚れを落とす。そして無想の瞑想では無の状態に還る。 慣れて来ると、外出先でも瞑想できるようになる。そんな気がする。そして、理想的には一日中瞑…

満たされる時

今日は午前中に瞑想をした。概ね順調。ただし、100%には届かない。100%に届いたら、きっと霊界の扉が開く。私はそんな空想をしている。 瞑想の時間はゆっくりと流れる。1時間はすぐに経過する。そんなに坐禅は続かないだって。いや、私は横になって…

こころのゼロ地点

かなり不安があったが、今日は朝からすんなりと瞑想することが出来た。瞑想にもコンディションがある。今日は静かに心のゼロ地点に留まった。 瞑想は、喧騒の中で生きる人にはもちろん、私のように仕事をしていない人間にとっても意味がある。こころは煩悩で…

生きる技術

朝は雑念に囚われて、まったく瞑想ができなかった。ダメだな、今日は。しかし、このダメだなの中味が問題だ。ダメな自分を責めてはいけない。ダメな自分を優しく受け入れる。それが、生きる技術だ。 気分を変えに、お好み焼き屋に行ったら、台風で休業だった…

過去を追いかけるな

心理学にはナラティブ・セラピーという分野がある。人生には物語という同伴者が必ずいる。過去の出来事の解釈を変えることで、これまでの人生の物語を書き換えようという狙いだ。今日は迂闊にも、これを思い出し過去を追いかけた。 出てきたのは怨念という怪…

虚無

瞑想が目指すもの。それは虚無だ。無にして空。呼吸すら意識することなく、また、眠るでもない。ゼロ地点へ。それには、まだまだ修行が必要なようだ。 境遇を比較してはいけない。いま、痛みがないこと、苦痛がないこと、それだけで満足できれば、言うことは…

はじめに

ブログのタイトルを変えた。大きな心境の変化とでも言っておこう。私はもう、研究者ではないのだと思った。 さて、問題は何を書くかだ。これまで以上に、政治や経済に口を出したい。民進党は終わっているとか、円高の大きな波が来るとか、1月の解散総選挙は…