白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

障害者就労ビジネス

「就労継続支援B型の平成25年度費用額は約2,438億円であり、介護給付・訓練等給付費総額の約15.7%を占めている。」

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000091254.pdf

 

歪なんだよ。介護給付・訓練等給付の現ナマは事業所に行くのであって、障害者に行くのではないのだ。

障害者就労を美談として語り、勤労を美化するのはよろしくない。

これは障害者就労ビジネスという市場を作っているだけだ。

働けないから障害者なのだ。無理して働かせるのはいかがなものか。もっとも、働いて満足している障害者もいるだろう。しかし、それは完全にレア・ケースだ。

現行のA型、B型は性質の良くないシステムだと感じる。もっと障害者サイドに立った制度が必要だ。まあ、そのうち変わるでしょうね。障害者を餌にするのは、やめてよね。

 

好奇心を広く持て

貧困と障害の当事者研究などやっていると、関心がそこに集中してしまい、他の領域に関心が無くなってしまう。これではいけない。好奇心を広く持たないと病気になる。例えば、統合失調症陰性症状だ。

陰性症状
■感情の障害。
感情鈍麻:感情が平板化し、外部に現れない。
疎通性の障害:他人との心の通じあいが無い。
自閉:自己の内界に閉じ込もる。
■思考の障害
常同的思考:無意味な思考にこだわり続けている。興味の対象が少数に限定されている。
■意志・欲望の障害
自発性の低下:自分ひとりでは何もしようとせず、家事や身の回りのことにも自発性がない。
意欲低下:頭ではわかっていても行動に移せず、行動に移しても長続きしない。
無関心:世の中のこと、家族や友人のことなどにも無関心でよく知らない。
引きこもり:外出意欲の低下。

おいおい、いきなり統合失調症を発病するのかよ。そんな訳ないだろ。

いや、俺は発病したぞ。だから無理に好奇心を持とうとしているのだ。

本当にヤバイよ。明日、病院に行く。

こんな日常が続くなんて

朝。ミックスサンド 250円
昼。ミンチカツ、カレーパン 280円
夕。玉子焼き弁当 460円
今日は節約が出来た方だ。
はて、これは貧困だろうか。貧困ではないように思う。だんだん感覚が狂ってきた。まだまだ。節約はこれからだ。
昨日の夜はKH氏にご馳走になった。そういうのが本当の節約だ。違うか?
今日は引き籠り。地域活動支援センターの定休日だからだ。
抗精神病薬の影響だろう、何も感じない脳になった。快感。それを最後に味わったのがいつかも忘れた。怖いのは心臓発作と金欠パニック。しかし、この空虚な日常も耐えがたい。それなのに、精神科の主治医は治療目標が生活の安定だと言った。それ、治療なんですかね。(笑)
貧困と障害か。ダブルパンチだな。政府はこういう人を救済しないといけない。で、どうやって。
平成30年4月から、精神障害者の雇用が義務付けられるそうだが、意味がわからない。まあ、障害者の雇用に熱心なのはわかる。しかし、話題先行で内実が無いのではないか。助成金予算の取り合いにしか見えないのだ。
地域活動支援センターには週3,4回行っているが、利用者の障害の内容も程度もいろいろだ。仲間意識はあると言えばあるが、仲間の外にいる人もいる。障害者を語るなら、最低でも1000例は見ていないといけない。家庭環境も様々で、お金持ちの障害者もいるのだ。家族、仲の良い障害者もいるのだ。
私は貧困の研究と障害の研究をしている。自身が貧困であり、障害者なのだから、現場を生きている。残念なことに医者ではない。ただ、精神医学は学ばないといけない。そうでないと研究にならない。
もうすぐ、ラグーナ出版の「シナプスの笑い」が届く。ここに私の自伝的短編小説「狂った季節」のダイジェスト版が掲載されている。「シナプスの笑い」は精神障害を扱った本だ。明日くらい届くだろう。読むのを楽しみにしている。

 

興奮しない脳

脳が興奮しない

抗精神病薬の影響だ

なにをやる気も起きない

知能はどんどん低下する

自分らしさが消えて行く

こんな日常ならいらないと思う

医者に相談しても無駄だろう

ここはリスクを取るしかない

薬をやめるのだ

抗精神病薬は世界を灰色にする

抗精神病薬は人格を改造する

そんな世界はまっぴらだ

精神障害者に自由を