白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

愚者の祈り(詩集)

魂とは何か

隠者は知っている。肉体の死が、魂の死ではないということを。 自我とは、生命が生み出すイリュージョンなのか。 魂は、存在するのか。 魂は、永遠なのか。 存在とは何か。 時間は、存在するのか。 無垢。 物理学の世界。 カタストロフィー。

悔しい

悔しいよ こんなことになって 孤独で貧しい精神障害者 冗談じゃない このまま終わってたまるか その気持ち、大事にしよう

幸福の条件

食べるものがある 寝るところがある タバコが吸える 酒が飲める これだけで幸福になれるだろうか これだけで幸福だと言えないだろうか 世界は変わったのよ 一般世界には戻れない 屈辱すら感じない いや、何かが足りない 愛が見えない いいえ、愛はそこにある

嘆きの朝

見捨てられた喜びの黄色い丘にいる 書けなくなった アルコールの作用だろうか 昨日は区役所と地活に行った 今日はどうしようか もう、ハイボール2本 まだ、午前8時だ 欲望よ、広場に出てきておくれ 希死念慮よ、くたばりなさい 生きたいよ、一般世界を 憧…

愚者の祈り

水がわりに飲むハイボール すっかり、アル中だ 詩を書く能力もなくなった ただ、貧困からの脱出を願うばかり 祈り 再び、歩けなくならないように 無一文時間が減りますように 貧困から脱出できますように ただ、祈るしかないの 愚者は悲しいの 愚者を気取る…

卑屈になるな

転落、貧困、精神障害 嘆くことにメリットはない 明るく受け入れようじゃないか 金が無いからとパニックになるな 3日おきに3千円が入るではないか とにかく卑屈になるな 精神科の薬には注意せよ 匙加減は微妙なものだ さあ、起き上がれ パンツを換えろ 髭…

脱出の周辺

貧困から脱出したい 障害から脱出したい しかしそれらは、頭から無理とされる 根強い願望 諦めたつもりでも、諦めきれていないのだ だから苦しみ続けるのだ 引導は渡されている それでも何かが燻っているのだ こんな世界と見下しているから 私は誰からも好か…

精神障害の海

漂っていたのだろうか 押し流されたのだろうか 俺は精神障害の海の住人になっていた 脱出なんて考えられない これから、この海で生きて行くのだ。 いろいろな薬を飲まされて 医療や福祉のいろいろな人がやってきて 孤独で貧しい生活を続けるのだ どうしてこ…

放縦と誠実のあいだ

僕はいつも放縦だったまじめな快楽主義者だった酒、好きだった最近は、ハイボールを浴びるように飲んでいたしかし、病みブログの読者に忠告されたすでに、貴方はアルコール依存症だと身体を壊す前に、無一文になって食料がなくなると何人ものファンから熱い…

どん底を徘徊し何を考えるのか

落ちるところまで落ちたまだ、家がある金は無い、借金はある精神障害者だから薬を飲まされるそうすると、好奇心と集中力を失う何をする意欲も湧かなくなるいつまで、そんな薬を飲み続けるのか半年か、1年か、3年か、5年か、10年か何かをやりたいと思う…

無一文の世界

日曜日財布の中には、13円しかない無一文だまた、無一文だお金が入るのは週1回水曜日家にあるのはカップ麺、米、ふりかけ、卵こんな貧乏は初めてだそして、こんな日が続くのだ酒とタバコをやめられないのだ酒とタバコを減らせないのだ0円生活この苦しみ…

詩を書く時間

静かな夜 爽やかな朝 落ち着けるカフェ いずれにしても、詩を書くには時間がいる そして、その時間こそが詩の内容そのものなのだ 詩において重要なのは透明度だ 透明感がなければ詩としていかがなものか 詩を書く上で重要なのは、詩を書く時間を作ることだ …

文学の条件

文学の条件人間があることどうすることもできない怒り果しなく深い悲しみ淡い淡い喜びぬるぬるした苦しみ生きること味わうこと考えること感じること行為すること因果、伝播、物語変えること何を問うこと何を残すこと何を文学とは歴史の断片現実との合わせ鏡…

仮面を捨てる

本当の自分て何よそれは仮面をつけていない自分だよ仮面か、いつもつけているなそれでは本当の自分を生きられないよいつも仮面などつけてはいけないすべての仮面を捨てなさい過激だなそれがパールズの教えそれがゲシュタルト・セラピーです仮面を捨てて生き…

思い出すのはやめよう

思い出すのはやめよう 記憶が薄れ、思い出せないから 思い出すのはやめよう いまと比較して、苦しくなるから 思い出すのはやめよう 明日へと進めなくなるから 明日を思おう そこに希望を見つけよう 未来を信じて 今を生きよう 過去は消し去ろう それは重い荷…

興奮しない脳

脳が興奮しない 抗精神病薬の影響だ なにをやる気も起きない 知能はどんどん低下する 自分らしさが消えて行く こんな日常ならいらないと思う 医者に相談しても無駄だろう ここはリスクを取るしかない 薬をやめるのだ 抗精神病薬は世界を灰色にする 抗精神病…

欲望は難しい

欲を持てと人は言う 欲を捨てろと人は言う 欲望 それは生理的な欲求とは異なるもの そんな線引きをした哲学者もいた 適切な欲望もあれば 不適切な欲望もある その見極めも難しい 現代文明は欲望を原動力にして発展した 好きも嫌いもない 現実は一つだ 欲望社…

適応が正常だとは言えない

この狂騒の現代社会に適応していることが正常だって? とてもそうは思えない。 メンヘラこそ正常なんじゃないのか? ああ、俺は適応したから異常になったんだ。 嘘だ。適応できなかったんだ。 過剰適応という便利な言葉がある。 ところで正常って何だい。 自…

世界の質感

世界は一つなのでしょう 世界はいくつもあるのでしょう 同じ世界を生きていても 世界観を共有できないということがありますね ああ、この人とは世界が違うんだな、と 世界の質感 価値観に近いような、違うような 言葉にするのは難しいです 世界観を共有して…

明日は病院に行こう

明日は水曜日だ 病院に行こう 心電図だ 女医さんは別品だ また、点滴だ ベラパミルを切らしたから それだけのために行くのだ 金曜日にもまた行くのだ プレドニン、ジゴシン、カルベジロール、アドエア 今度は入院の相談だ 苦しくて歩けないんじゃ、生活でき…

異次元への飛躍

芸風を変えてみよう。俺は超のつく俗物だ。知的劣等感の塊だ。性的には劣等感を越えて不能者だ。社会的には底辺だ。ふむ。告白したな。よしよし。 でだ、結論は面白くなければブログではないだ。内容はともかく、面白いかどうかがすべてだと今頃気がついた。…

貧困ハッピー

今の日本ではな 月12,3万円で生活する人たちを貧困層と言うんだ 可哀想だと思うだろ なに、思わない どうせ、酒飲んで、タバコ吸ってるって そういう人もいる いろいろじゃわ でもな、俄かに、貧困ハッピーがブームなんだよ 高度成長なんて大昔 バブル景…

グシャグシャ

愚者は愚者でグシャグシャだから 寝ると、食べると、呼吸をするだけで なんとか晴れてくれと祈るばかりで お金が無いと嘆くばかりで いっこうに働こうとはしない 働いても、すぐにクビになるからである 愚者だからだ それでも日本には憲法25条の生存権があ…

奪われた言葉

「奪われた言葉」 白井京月 叫ぶ言葉さえ奪われた世界では創造することなどとてもできず考えることなどどてもできずただ、時の流れに耐えるしかない 小鳥のように囀ることも子猫のように鳴くことも いつまでも続くであろうこの世界からいったいどうやって逃…

世俗の誘惑

過去は消滅した 今の俺は孤独で貧しい精神障害者だ 収入は障害年金 自立支援に助けられ医療費は安い 週3回のヘルパーさん 週2回の訪問看護師さん 週1回の通院 役所には相談できる人がいる 障害者支援センターには担当者がいる 至れり尽くせりだ ありがた…

世界は幻である

構造構成主義などという難しい言葉を使う必要はない 貴方の見ている世界は、貴方だけの世界だ 私の世界も同じだ 私だけの世界だ 認識は無数にあり 空間と情報はシェアされたりもするが 一つの世界なる実体などどこにもない あるのはただ、貴方の世界であり、…

神界へ

「神界へ」 白井京月 夢を見た。 グダグダイズムで成功を否定していた俺は 実は成功を渇望しているのだと知った 欺瞞か錯覚か 介錯が必要だ そしていま、神界にアプローチしている 精神世界すら超越して ある種の宗教的な世界へ 現世は捨てたのか まだ分から…

愛の嫌疑

暇にまかせて回想する 愛した女たちのことを そして、ふと暗い気分になるのだ それは本当に愛だったのだろうかと嫌疑をかける ああ、馬鹿だな なんて真面目なんだ ほとんど病気じゃないのか そんなことは、どうでも良いんだよ いや、良くないんだ 答など無い…

日本消滅

断層社会もう、共有する文脈が無くなった国家は消滅したいったい誰が権力者なのか政治か、官僚か、宗教界か、マスメディアか、何か 私にもぜんぜん分からないすでに戦時中なのに報道は呑気だ 世界史的に国民国家が誕生して400年そんなブームは、もう終わ…

愚者の祈り

愚者はグシャグシャだ 愚者は真実を口にする 賢者は決して真実を口にしない だから愚者は愚者で賢者は賢者だ 昔、ヨーロッパの宮廷には道化師がいた 道化師は王や女王、王子や王妃を 馬鹿にすることが許されたいた 王族はそれを見て笑い転げた さらには、占…