白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

地元への愛着

死ぬまで地元を離れたくない。老後も地元で暮らしたい。そういう思いを持つ人は、私の想像以上に多いようですね。厚生労働省の政策も、そこを強く意識している。老後を慣れ親しんだ街で。そのために、グループホームがどんどん出来るところもあるようです。

医療や福祉を考えると効率が悪いですね。敬老特区とかで、要介護の方などを集めた方が効率的だ。しかし、そんなことを言うと、人非人と言われそうですね。

地元への愛着。それは理解出来ます。身体が多少不自由になっても地元で暮らしたい。わからなくありません。

私は転勤族で、大阪、東京、横浜、埼玉と転々としましたが、神戸に戻ってもう20年弱になります。ここ数年は神戸市内でも、あまり出歩かなくなりました。地元への愛着はあります。しかし、施設に入った方がいいなどと言われると、まだ、一人暮らしで頑張ろうかと悩みます。

政治家も官僚も偉いですね。福祉を効率だけで考えてはいない。まあ、その分、お金がかかるわけですが。

高齢化社会です。老老格差という問題もあります。ああ、何が言いたいのかな。(笑い)

まあ、地元に愛着を持てている人は幸福だということで、思考停止して終わりにします。

アサーションとレジリエンス

アサーションレジリエンス。流行りの言葉ですね。

アサーションとは、自己肯定、他者肯定というあり方です。

私はOK、貴方もOK。

信頼感に根ざして、自分も他者も素直に肯定することで、共感的な協力関係を作りやすくします。

言うのは簡単ですが、「長年の環境や経験から染みついた構え」を変えるのは容易ではありません。アサーティブなコミュニケーションとは、自分の心の中を素直かつ適切に表明するとともに、他者に影響を及ぼそうとしない、個人の境界を尊重したコミュニケーションなのです。

まずは、自己信頼から。「今はうまく行かなくても、自分は大丈夫だと」いう自信が大事なのです。そして、当たり前ですが、自己信頼を強化するには、自分の心の状態を正しく感じ、考え、行動することが必要です。1日を振り返り、誰かに侵入されたか、誰かに侵入したかをチェックし、改善策、代替案を考え、行動する。
なにごとも「積み重ね」です。自己尊重・他者尊重・対等、をベースに考えます。

レジリエンスも、最近、多方面で使用される言葉です。特に心理学、精神科医療で。

つまり、精神的回復力=レジリエンスです。

ある研究では、以下の3つがレジリエンスの因子として抽出されました。

 1.肯定的な未来志向性
 2.感情の調整
 3.新奇性追求


さらに、精神的回復力と自尊感情の間には、正の相関があるそうです。

レジリエンスを支援するのは、教育や医療の役割でもありますが、この因子を知っておくということは、自らの弱みを克服するうえで有益でしょう。

アサーションレジリエンス。これで行きましょう。

勤労が美徳である条件

昨日は、10年古いブログを書いてしまった。お恥ずかしいが、消さずに置いておこう。

現代はすでに、フリーランスの時代である。すでにいくつものネットワークがあり、ネットワークの作り方や管理のノウハウまでもが確立され、日々進化している。

この5年、現実世界を離れていたわたしも、復帰できそうな予感がしてきた。

このブログも、精神疾患ネタや瞑想ネタの時代が長かったが、一般社会ネタに戻ってゆく流れだ。

何しろ好奇心を失っていたのだから、勉強しないといけない。基本はネットワーク・マーケティングだ。本を売る。出版企画の出発点だ。

いけない。本題は「勤労が美徳である条件」だった。私は勤労を美徳とは考えていない。ただ、美徳と言える勤労はある。それが何かは、いずれ整理する。細かいことを言わなければ、ボランティアは美徳だろう。それにしても、サービス残業は美徳どころか悪徳だろう。

200年もすれば、勤労が稀な時代が来るだろう。その時、人口減少の日本は存在するのか。日本の栄華は東京オリンピックに始まり東京オリンピックに終わるのか。なに、豊かさだけが幸福ではない。知恵を出せば道は開ける。楽観という意思を保ちたい。

ポスト雇用の世紀

日本の政府は雇用の創出に腐心しているが、長期的に見れば、ポスト雇用の未来図を描かないといけない。フリーエージェントの時代が来るのである。雇用は無くならないが、終身雇用などという制度はなくなることだろう。

私も作家になって食べて行こうと思ったが、食べて行けない作家の方が多いという現実を思い出して、はっつとした。頑張らないと。

フリーエージェントに一番大切なことは、セルフ・マネージメントだ。いや、すでに、このセルフ。マネージメントをビジネスにしている人もいる。

フリーランス。私はその華麗で楽しい世界を見てしまった。会社をやめフリーランスになったがアクシデントがあり失敗した。家も家族も財産も失った。2015年のことだ。

周りは好きなことを言う。ある公務員は「平凡な人生が一番ですよ」と言った。とても公務員の言葉とは思えないが事実だ。分からない。平凡な人生って、何ですか?

時代のインフラが変わっているのに、雇用制度に執着することは愚かだ。昔は企業でなければ出来なかったことが、今は個人で、あるいは個人のネットワークでできる。大企業がいらなくなるのではない。大企業に人がいらなくなるのだ。

 

まずは、専門性を身に着けること。あれ、私の専門性は何だ?笑い