白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

厚生労働白書が気にいらない

ちょっとインターネットで見たけど気に入らないね。

サブタイトルがいきなり、-障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に―だ。

いまや障害者は社会の主役なんだね。障害を持っていても働ける、がんばれ、みんな協力する、社会で活躍できる。素晴らしいだろ。

おいおい、社会で活躍することが素晴らしいだって。そんなもん、ある特定の人の心情であって、真理でないどころか、普遍的ですらないだろ。

馬鹿馬鹿しいんだよ。

障害があるのか。無理するな。君らの分まだ、俺たちが働くよ。と、なぜならない。

結局、安い労働力が欲しいのと、労働を美化したいのと、障害者にも苦役を与えたいのと、その三つだろ。

反吐が出るね。

ああ、もう一つあった。障害者雇用市場の創出という経済効果ね。そもそも、社会保障費を障害者就労にまわすこと自体が問題なんだよ。ただの利権作りじゃん。

まあ、政策の根本がここまで狂っていると修正のしようがないね。

可哀想な日本の障害者。働きたいと言うのは、お金がないからじゃん。勤労が美徳だと思ってじゃないからね。

なんでか、日本では障害者は美化されるんだよね。それが差別だって言うの。

統計もいい加減だよ。精神障害者なんて手帳をもっている人の4倍以上が計上されてるんだよ。いかさまと言っても反論できないだろ。

とにかく厚生労働省は、障害者を利用して、予算をふやして利権の構造を作ることを考えているんだろうな。推測だけど。

もう、ここまできたら、日本は障害者立国を目指せば良い。国会議員の半数は障害者。首相はもちろん精神障害者が良いだろう。いや、冗談じゃないんだよ。ベクトルはそうなってるじゃん。