白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

トリンテリックス

トリンテリックス。日本では、昨年の11月に発売になった新薬だ。私は、12月からこれを飲んでいる。精神的には極めて安定しているし、よく眠れる。起きている時も寝ている感じだ。新型SSRIらしい。

躁うつ病の私は、20年間抗うつ剤を処方されたことはなかった。今の医者は勇者だ。大胆に抗うつ剤を使う。ドクターショッピングはしてみるものだ。私は、命拾いしたかもしれない。

いや、無茶苦茶な医者が多かった。医者以前に人間としてどうよという感じの医者もいた。名前を出すと厄介なことになるので出さないが、笑い話にもならない事が多かった。お金がないなら、1日家で瞑想しろと言った医者もいた。私は真に受けて瞑想した。ただの時間の無駄だった。いや、瞑想家を目指したのだ。成果はあった。本当か?(笑)

トリンテリックスは寝る前に1錠飲んでいる。レキサルティは朝。どちらも良い薬だと思う。インヴェガも3mg飲んでいる。躁を防ぐためだ。私の躁は半端ではない。入院7回。しかし、この5年は入院していない。危機は何度もあったが、個人病院は根性がない。まあ、今も個人病院なのだが。

将来を考える。いつまで、この生活を続けるのか。就労の意思はない。作家として仕事が来るようになりたいのだ。お金に不自由したくないのだ。きっと、昔のような遊びはしないだろう。

率直に言って、薬を飲む前の私と、今の私は、別人格だ。熱狂と興奮を好まなくなった。新しい思想。次世代文明への好奇心。日本の精神病患者400万人。もう、一般世界には戻れないのだろう。どっぷりと、精神病世界に浸かっているのだ。

しかし、世界にコツンと一撃を与えたいという気持ちはある。一般世界もまた、病んでいると思うから。社会病理。そこをクリアにして行きたい。年内出版は絶対だ。少し急ごう。