白井京月の研究室

経済学・社会学・政治学

障害者という身分

ネットでいろいろ調べていると「障害者という身分」という言葉にぶつかった。気分は悪いが、就労の現場においては、障害者は身分として扱われる。能力が劣る。賃金は安くて当然。この前提を破壊しないといけないと思った。
だいたい、精神障害者の就労率は1%以下だ。なぜ、障害者就労を叫ぶのか。そこに差別の根源がある。障害者は働かなくて良い。おしまい。それで良いではないか。
大金を使って大きな仕組みを作っているが、どれほどの効果があるのだろう。メリットとデメリットを比較して、デメリットの方が多いのだはないのか。
だいたい、働けない障害者に就労を勧めるという段階で、倒錯している。
一部の成功している障害者を美談として取り上げるメディアにも問題がある。障害者世界は見えないところでドロドロしているのだ。
働きたい障害者のいる一方で、大多数の働きたくない障害者が苦悩している。障害者は一枚岩ではない。

【参考】

http://www.ginzadori-law.jp/pdf/shokuriha22.pdf